第1章 「冒険の始まり」

#00「×××」

悲しみに嘆いた者がいた。

 

名声を上げた者がいた。

 

ある者は護りたい者の為に戦い、

 

またある者は譲れないものの為にその刃を天にかざし――

 

ある日誰かは言った。

 

「運命は残酷である されど運命を受け入れるのは死人と同義である」と。

 

 

これは残酷な世界の理、運命、秩序、

 

その全てを裏切った救世主が綴る

 

1つの“終焉”に至る冒険記である。

 

 

 

 

――シェイザード外伝『終焉観測』より